前回の記事にも登場したYについてもう少しお話しよう。
紹介した通り、Yは風俗に関してはかなり信頼できる男だ。
そんな彼がある日、「もう風俗を利用したくない」と言ったのだ。
あれほど風俗を生きがいとしていた男が何故そんな事を思ったのか、理由を尋ねるとこんな事だった。
彼は風俗を愛し過ぎていたのだ。
デリヘルを愛するあまり、星の数ほどある全国の風俗を全て知りたいと思った。
だが現実には全国の風俗店を全て利用する事など不可能なのだ。
その葛藤が極まり、彼は風俗からしばらく遠ざかっていたのだ。
そんな彼に私はこう言った。
「自分の生まれ育った街や、今住んでいる所の風俗を愛してやればいいじゃねぇか」と。
私のその言葉に彼のつっかえがとれたのか、彼は一番大好きなデリヘル店の仙台すきっぷを筆頭に、今まで以上に風俗を愛していった。
そう、どれだけ愛していても、その全てを、あるいは一番奥深くまで愛しきる事などできないのだ。
だからこそ、人生をかけて全力で愛し続ける事を止めてはいけないのだ。